Case 01:ヴィーブル西泉
16室中12室が空室。サブリース終了後の運用をどうしたら…
オーナー様が所有されていたのは、ご両親から相続された「家具・家電付きのマンスリーアパート」。25年間続いたサブリース契約の終了を目前に控え、管理会社変更のご相談をいただきました。
しかし、その時点で16室中12室が空室という状況。サブリース期間中は入居状況に関わらず一定の家賃収入が保証されていましたが、契約終了後の翌月からは一切なくなるため、このままでは大幅な収入減となってしまいます。
また、これまで管理はすべてお任せだったため、オーナー様ご自身に賃貸経営の経験はほとんどないに等しい状態。「この先どう運用していけばいいのか」という大きな不安を抱えておられました。
「家具・家電付き」に活路を!規格型でも“差別化”を図る
物件はマンスリーアパート定番の「単身向け1K」。このタイプは入退去が激しいため、一部屋ずつ埋めていっても、“いたちごっこ”になってしまうことが予想されました。
さらに、築27年が経過した規格型アパートは差別化も難しく、築浅物件との競争では不利な立場です。この条件でいかに埋めていくか。そこで私たちは、この物件ならではの強みを改めて見直しました。
着目したのは、「家具・家電付き」という特徴です。県内では家具・家電付きの賃貸物件は決して多くなく、不動産ポータルサイトでも検索で上位にあがりやすい状況。このキーワードを付けることで多くの人の目に留まりやすいのではないかと考えました。
サブリース終了時に家電も撤去されていましたが、新たに冷蔵庫・洗濯機・電子レンジを設置。さらに築年数を考慮して家賃設定も少々見直すことで、選ばれやすい条件を整えました。
入退去の“いたちごっこ”を回避すべく「全室まとめてご契約」へ
差別化と並行して進めたのが、空室を一括で借りていただけるお客様の開拓です。
派遣会社や学校法人を訪問し、社員寮や学生寮として活用していただけないか営業活動を重ねました。しかし、すでに提携先があるケースも多く、そう簡単には話が進みません。それでも諦めず地道に営業を続けた結果、総合資格系の専門学校様とご縁がつながりました。最終的に外国人留学生向けの学生寮として、空室だった住戸をまとめてご契約いただくことができました。
学生寮は入退去の時期も明確で管理がしやすく、退去後も新たな学生が入ってくるため長期的な安定収入にもつながります。オーナー様からも「まさか一気に埋まるとは思っていなかった」と喜びの声をいただきました。
改修費用をかけずに「満室」を実現!
「改修」は営業努力をやり尽くした上でのご提案
今回の事例では、改修工事は一切行っていません。
物件の特徴を活かした差別化と、仲介スタッフによる地道な営業活動によって、オーナー様に大きな負担をかけることなく満室化を実現しました。
私たちは、高額なリフォームや設備投資を前提に考えるのではなく、まず仲介会社としてできることを徹底的に行うことを大切にしています。大きな投資は、その上で本当に必要だと判断したときに初めてご提案すべきものだと考えています。