百坂バス停から軽く坂を登った角地に建つ上品なお家。少し先には森が見え、清々しい空気に思わず深呼吸してしまいそうな立地に相応しい、自然素材のお家が登場しました。どちらかと言えばコンパクトなお家で、大家族向きというより、核家族やご夫婦、優雅なおひとり暮らしに向いているこちらの物件は、短い期間ですが所有者さまが建て、大切に暮らしていた住まいです。エントランスからアカマツの無垢フローリングの香りが心地よく、リビングは思わずわっと見上げてしまう吹抜け（アトリウム）が、とても優雅な印象。そして、呼吸している漆喰の壁面は、北陸の気候によくなじんでいます。アトリウムの窓からは、月が眺められ、その月明りを楽しむこともできるそう。またここは目の前にも、お隣にも、後ろ側にも、斜め前にも建物はなくすっきりしていて、楽器を演奏する方や犬を飼っている方にも向いていると思います。わたくし的には。アトリウムにスピーカーを設置して音楽を流したいものです。 　さて、このお家にはエアコンはないのに、家じゅうが常にほどよい温度と湿度に保たれているのは「光冷暖システム」をずっと稼働させているから。ラジエーターは各階にあり、漆喰の壁面との相乗効果でとても快適です。送風がないのでハウスダストやホコリが舞うこともなく、電気代もエコなのです。 　新築にはない、この物件のこだわり。中古物件探しの良いところは、こんなすてきな物件に巡り合えることかもしれません。