浅野川沿いにマンションが連なる「並木町」、この中でも一番の重鎮である「浅ノ川ハイム」は、昭和51年に建てられました。ちょうど「梅の橋」からすぐにある、レンガ色の美しい建物です。1階には、ギャラリーを兼ね備えたおしゃれな歯科クリニックがありますが、居住者用のエントランスは、脇にある坂道を下った地下1階にあることはあまり知られていません。さて、今回ご紹介する202号室は、2階なのに中庭のお隣にあるお部屋。浅野川とは反対側のお部屋なので、水面をお部屋から眺めることはできませんが、中庭越しに複雑な作りのマンションを下から見上げることができ、木漏れ日を感じられる寝室があります。室内は簡単なリフォームをしてあり、綺麗なのですが、価格的にはリノベーションの素材としての設定になっています。肌ですぐそばにある昭和を感じ、また浅野川の美しい景色に古い金沢の伝統を感じながら過ごす毎日は、ゆったりとすぎていくようです。