ひがし茶屋街の喧騒を離れ、歩くこと6分。東山三丁目の住宅地内に、本格リノベーション住宅が登場です。いったいどこが古い部分なのかというぐらい新築のような外観を見ながら、ガレージの中へ入れば、細長くモノトーンカラーの趣ある土間玄関が広がっていきます。メインの玄関は、ガレージとは反対側の東側、公園側にあり、新しい玄関ドアが設置されました。さて、リビングは2階にあり、吹き抜けを眺めると昭和の時代からこの家を守ってきた重厚な梁が目に留まり、対面式のシステムキッチンからは浅野川と彦三方面の緑が目に入ります。また大きなバルコニーからの金沢らしい風景にも、心が癒されます。リビングの上部に梯子で昇るロフト、また東の洋室にも梯子が2箇所設置されたロフトがあり、小屋裏までの空間をすべて利用しております（ﾛﾌﾄ部分の面積は、床面積に不算入です）。リノベーションの設計は建築家の宮徹也設計室さんが担っており、外壁やサッシ、内装はクロスや建具、もちろん水まわりもすべての物が新しく、断熱材もしっかり交換されました。長い間、金沢の厳しい気候に耐えた信頼のおける家がさらにグレードアップ。エリアも家も非の打ち所がない住まいです。