【まちの歴史・特色】 観音町は、元和2年（1616年）に、三代藩主前田利常夫人（二代将軍秀忠娘・珠姫・天徳院）の発願により、現在地に「卯辰山観音院」として、造営されたことによるといわれ、後、浅野川大橋詰広見から観音坂下まで、幅3間の直道に改修され、観音町の名が定まったとされています。浅野川大橋交番横から観音院へと続く観音町通りは、町家様式の建物が軒を連ね、歴史ある町並みの中に、人々の生活の息づかいが色濃く感じられます。観音院では、参拝すると4万6千日分の御利益があるとされる「四万六千日」の行事が有名で、多くの参拝者で賑わいます。この時期には、通りの民家や商店に「四万六千日」の特色ある張り紙がいくつも貼られ、夏の風物詩となっています。新幹線開業に伴い、市内には多くの観光客が訪れ、活況を呈しています。そんな中でも、観音町界わいは歴史ある町並みの保全と良好な住環境を維持するため、金沢市と「まちづくり協定」を締結するなど、地域一体となって、金沢らしいコミュニティによるまちづくり活動を推進しています。 【物件紹介】 今回は理髪店跡地のご紹介です（2025年末まで営業、移転の予定です。2026年1月より契約開始可）。風情のある街並みに理髪店のサインポールがくるくると回っており、理髪目的でない来訪者もちらほら。時代を超えて地域に愛され続けてきたであろうオーラを纏ったお店です。インバウンド効果や観光地エリアでの出店をご検討のお客様にオススメの物件ではありますが、地域に求められるような出店計画をお持ちの方にも是非ご検討いただきたい物件です。 ※現在営業中の為、ご内見をご希望のお客様は事前に内見予約をお願いいたします。 ※近隣に1台月極駐車場借上げあり（16,000円/月）。ご希望の方は契約可能です。 ※こちらの物件は「伝統的建造物（金沢市伝統的建造物群保存地区）」です。建物の改装や修繕、開業に関しては「金沢市役所（歴史都市推進課）」や「まちづくり協定（観音町通り地区）」に相談の上、契約締結となります。 ※現状有姿での貸出し。退去時は原則スケルトン返しですが、明渡し前に貸主が確認できる場を設け貸主が残置を許可したものに関しては造作買取請求権を放棄の上残置することができるものとする。